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鱒竿革命

究極のバーサタイル・トラウトロッドを目指せ!

60'sレーサーに倣う
 こんばんは。

先日、釣りとは別の趣味であるバイク弄りの勉強のために愛知県某所にあるとあるバイクカスタムショップへ行って参りました。
とはいっても60~70年代の古い車両でクラシックレーサーを製作しているような店ですので、
カスタムショップというようなお洒落なものとは違うもっと無骨で男心を空間であります。

今から半世紀前のレーサーは、当然のことながら空力のようなものは無く、タイヤも細いし排気量も小さいですから、
エンジンをとにかく高回転まで回して直線でタイムを稼ぐ乗り物でした。
レスポンスを高め、機械面のロスを極限まで減らすことで高回転までスムーズに回るものを作るそうです。
具体的にはOHC→ギアトレン方式に改造、ギアやフライホイール或いはカムシャフトの切削による軽量化や慣性の軽減など様々。

それらを色々と見せて頂いている際に、「これだ!」と直感しました(笑

ここでひとつ言っておきたいのは、私がリールに施そうとしている改造は、決して「釣れる」ものを作るためではないといんですね。
そもそもトーナメントだのエリアだの、特に「勝つためのリールチューン」みたいなそういう改造思想はあまり好みではないということです。釣りなんていうのは現代人にとってしょせんは遊びですし、自然相手ですから何事も時の運です。
つまり、釣るためというよりあくまで釣り道具の機械的な性能のみに主眼を置いて色々と弄っているわけです。
その機械的な性能と言うのも別に必要なものではないですし完全に自己満足の世界あるという事です。

で、なにをしようとしているかと言いますと、メインギアの肉抜き加工による慣性の軽減をはかり、
巻き始めのレスポンスを良くしようというものです。フライホイールの軽量化(=低慣性)によるアクセルレスポンス向上からヒントを得ました。

そして重心の問題です。以前からたまに書いていますが初代エメラルダス2506は重心が前寄りで非常に扱い辛いです。
トータルバランスで重心を後部へ持ってくるためにエアリティのローターを導入(2つ前の記事で書きました)、
ショートハンドル化(ハンドルスカートをアルミから削り出してあえて重量を増やす事により回転軸付近に重さを集中させ、ハンドルキャップもアルミ製にすることでカウンターウェイトを配置して左右のバランスを取る。ただこの方法はあまりスマートではないので思案中)。

これらの方法でなんとか重心を後部に持っていきたいですね~。
レーサー作りはトータルバランスだそうです。リール弄りもトータルバランスだなあぁと実感しました。

では。
by massrod | 2015-02-10 19:49 | タックルいじり
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